日本人のデータを用いて、がんの原因を推定

ガンの原因ガンの多くは、予防可能な生活習慣や環境要因を原因とする「生活習慣病」であり、年齢とともにリスクが高まることが知られています。
それぞれの臓器のガンが、どのような要因によって、どれくらい発生しているかを一覧にしたものです。

主なガンの要因
・たばこ・感染症 ・放射線 ・偏った食事 ・アルコール(お酒)の飲みすぎ ・運動不足 ・肥満 ・環境要因 ・ストレス

それぞれの臓器のガンが、どのような要因によって、どれくらい発生しているかを一覧にしたものです。

主なリスク要因とガン

リスク要因最小リスクの定義リスク要因に関連付けられるが
喫煙(能動)喫煙歴なし口腔と咽頭、食道、胃、結腸直腸、肝臓、すい臓、喉頭、肺、子宮頸部、卵巣、膀胱、腎臓、骨髄性白血病
受動喫煙曝露なし肺(非喫煙者)
飲酒アルコール摂取なし口腔と咽頭、食道、結腸直腸、肝臓、女性の乳房
過体重と肥満BMI < 25結腸、すい臓、閉経後乳がん、閉経後乳がん、子宮内膜、腎臓
運動不足平均日常運動レベル +3METs/日結腸、乳房、子宮内膜
野菜不足最低摂取グループより高い食道、胃
果物不足最低摂取グループより高い食道、胃、肺
塩分摂取摂取量 6g/日以下
感染感染なし 
ピロリ菌 胃(非噴門部)、胃MALTリンパ腫
C型肝炎ウイルス(HCV) 肝臓
B型肝炎ウイルス(HBV) 肝臓
ヒト・パピローマ・ウイルス(HPV) 口腔、中咽頭、肛門、陰茎、外陰部、膣、子宮頸部
I型ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-I) 成人T細胞リンパ腫/白血病(ATL)
エプスタイン=バー・ウイルス(EBV) 鼻咽頭、バーキット・リンパ腫、ホジキン・リンパ腫
外因性ホルモン使用使用無し女性の乳房
ホルモン代替治療(HRT)  
経口避妊薬(OC)  

※国立がん研究センター参照

喫煙と感染性因子が日本では最大のがんリスク要因

日本では男性のガンのおよそ55%(ガン発生については53%、ガン死については57%)は、予防可能なリスク要因によるものです。
一方、女性では予防可能な要因はガンの30%近く(ガン発生とガン死でそれぞれ28%と30%)を占めました。
男女総合で見ると、まず喫煙と感染性因子がそれぞれ20%前後を占め、日本ではずば抜けて大きいリスク要因であり、その次に飲酒が続きました。

ガンのリスク・予防要因 評価一覧(一部抜粋)

評価は随時内容の追加や修正が行われています。国立がん研究センターのホームページから最新の評価一覧を見ることができます。
http://epi.ncc.go.jp/files/02_can_prev/evidence/matrix_160831HP.pdf

第1位のリスクは男性では喫煙がですが、女性では感染性因子になります。
これは主として男性の喫煙というリスクの保有率が女性よりも高いためです。男性の喫煙率は近年低下傾向にあるため、喫煙によるガンは今後減少していくことが期待されます。

肝炎ウイルス感染などの感染性因子のPAF(推定人口寄与比率)は、欧米では5%前後と推計されていますが、日本では際立って高くなっています。
その中で、特に大きな位置を占めるのはC型肝炎ウイルスとピロリ菌ですが、これら因子の保有率は世代が下るに従って低下していますので、感染性因子の影響も今後低下することが予想されます。

ヒト・パピローマ・ウイルス(HPV) 子宮頸がんそして感染症のひとつにヒトパピローマウイルス(HPV)があります。
ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染症で、子宮頸部に感染すると子宮頸がんに進行することがあります。
子宮頸がんの原因になるHPVは粘膜型で、性行為だけでなく皮膚の接触によるものを含めて女性の約80%は知らない間にかかっています。さらに最近は性行為開始が低年齢化しており、その結果20~40代の若い年齢での感染者数が急増しています。
子宮頸ガンは一年間に約10,000~15,000人の女性が発症し、毎年約3,500人が亡くなるたいへん重大な感染症です。

また、食事要因の影響が欧米の推定よりもはるかに小さいことが示されました。
これについては、日本人の食事がもともと健康的であることのほかに、この研究では塩分、果物不足、野菜不足に限って推計していることが挙げられます。
日本人の食習慣を調査で正確に把握することは難しく、誤分類などによって、本来のリスクが過小評価される可能性があります。食事要因を明らかにしている疫学研究の数も限られます。

このように、主なガンの原因は、生活習慣や環境の改善により、日本人のガンを減らすことが可能であるということが、改めて裏づけられました。

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日本におけるガンの原因

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